宿便の出し方—「薬を使って出す」編

宿便の出し方にチャレンジしているけれど、なかなか宿便が出ないとき。

 

つい、薬に頼りたくなってしまいますよね。

 

下剤を使えば、あっという間に宿便の悩みから解放されると思いがちです。

 

宿便の出し方として、薬という手段はあるものの、実はあまりおすすめはできない方法です。

 

下剤や便秘薬などの薬は、無理やり腸を動かすため、腸への負担が強いのです。

 

しかし、どうしても薬で出したい、という人のために、宿便の出し方に使用される薬をご紹介します。

宿便を出す薬には2種類ある

宿便を出す薬には、大きく分けて2種類あります。

 

・下剤(便秘薬)

・整腸剤

 

です。

 

下剤(便秘薬)は、腸の蠕動運動を促進したり、腸内の水分を増やしたりして、強制的に宿便を排出しやすくする薬です。

 

下剤特有の痛みや、激しい下痢の症状が起きやすいものです。

 

一方、整腸剤は、腸を整えることを目的とした薬で、便秘薬や下剤のような即効性はありませんが、体にやさしいのが特徴です。

 

便秘薬・下剤の成分

便秘薬・下剤には、さまざまな種類があります。代表的なものをご紹介します。

 

(1)センナ

市販の下剤によく配合されているのが、「センナ」から抽出された成分です。

 

センナは、アフリカ原産のハーブで、胃や小腸で消化されずに大腸に直接届き、大腸を直接刺激して、蠕動運動を促進します。

 

同時に、腸内の水分量を増やすため、便を柔らかくします。

 

飲んだ後、数時間後〜12時間後に効果が出るため、「すぐに出したい」というときには、頼りになるでしょう。

 

一方で、自分に合った用量を見誤ると、激しい腹痛や下痢の症状に見舞われたりすることもあり、外出予定があるときに飲むのはおすすめできません。

 

また、センナは常用してはいけない薬です。

 

センナの強い刺激で無理やり大腸を動かすため、この刺激に腸が慣れてしまうと、自力で蠕動運動ができなくなります。

 

そのため、徐々に最初の用量では効き目が弱くなり、どんどん服用量が増えて、「下剤依存」に陥ってしまう人もいます。

 

センナ系の下剤を常用している人は、腸の中が真っ黒に着色する大腸メラノーシス(黒皮症)を発症したり、冷え性が深刻化したりするなど、体への負担は計り知れません。

 

できることなら、他の宿便の出し方にチャレンジして、センナ系の下剤は使わないことをおすすめします。

 

また、センナが腸を刺激するときに、子宮の筋肉の収縮も起きるため、妊娠中の使用は禁止されていますので、妊娠の可能性がある人は特に注意が必要です。

 

(2)大黄

「大黄」は、漢方で使われる、強力な下剤作用がある生薬です。

 

市販品では、「タケダ漢方便秘薬」などに配合されている成分です。

 

「漢方」というと体にやさしいイメージが先行するのですが、大黄の作用は非常に強く、カテゴリとしてはセンナと同じ「大腸刺激性下剤(アントラキニン系)」です。

 

大腸刺激性下剤(アントラキニン系)とは、センナや大黄のように、直接、大腸に刺激を与えて無理やり便を排出する下剤のことです。

 

大黄が配合されている便秘薬を飲んだ場合にも、センナと同じように、大腸メラノーシス(黒皮症)を発症します。

 

時に、「センナが体に悪いのなら、漢方の便秘薬を飲もう」という人がいるのですが、漢方であっても大腸刺激性下剤であれば、体への負担の大きさは同じです。

 

「漢方」というイメージにとらわれずに、「強力な下剤」であることを認識することが大切です。

 

(3)ビサコジル

もう一つ、有名な大腸刺激性下剤に「ビサコジル」があります。

 

「ピンクの小粒」でおなじみのコーラックの主成分が、ビサコジルです。

 

ビサコジルも、センナや大黄と同じように、直接、腸を刺激して、無理やり便を排出するように促します。

 

使い続けるうちに、徐々に体が慣れてしまい、自力で排便できなくなるリスクが大きな薬です。

 

1回限りのつもりで、短期的に使用するのであればそれほど大きな問題にはなりませんが、長期的には安易な服用はおすすめできない薬です。

 

(4)酸化マグネシウム

酸化マグネシウムは、「ミルマグ」「スイマグ」などの商品名で販売されている便秘薬です。

 

センナや大黄などの大腸刺激性下剤(アントラキニン系)と比較すると、ずっと腸にやさしい便秘薬です。

 

酸化マグネシウムは、無理やり腸の蠕動運動を促すような作用はなく、ただ腸内の水分量を増やす働きをしてくれます。

 

断食道場などでは、酸化マグネシウムを飲むことで、腸のデトックスを促進し宿便を出しやすくするように指導しているところもあります。

 

自宅で断食を行うときにも、酸化マグネシウムを飲むと、宿便が出やすくなるでしょう。

 

また、便がカチカチに固い人や、水分を取っているのにコロコロ状の便しか出ない人は、酸化マグネシウムの力を借りて、大腸内の水分量を増やしてみましょう。

 

酸化マグネシウムと一緒に、たくさんの水分を取るようにすると、より効果的です。

 

なお、酸化マグネシウムは、胃酸過多の治療薬としても使われており、胃酸を抑制する効果があります。

 

胃酸が出すぎて、胃の痛みを感じている人や、胃潰瘍を繰り返しやすい人は、酸化マグネシウムで胃のケアも行うことができます。

 

一方、胃酸の分泌量が少ない人は、酸化マグネシウムを飲むことによって消化不良を起こすこともありますので、ご注意ください。

 

(5)浣腸

浣腸は、直接肛門から液体を入れて、直腸を刺激することで便の排出を促す方法です。

 

注入して数分〜1時間以内に効果があるので、即効性と確実性があります。

 

また、薬剤を体に吸収させるわけではなく、グリセリンなどからできた浣腸液で、肛門や直腸の粘膜を刺激するだけなので、体への負担もありません。

 

しかし、浣腸は宿便の出し方としては不向きです。というのも、出すことができるのは直腸まで下りてきている便。

 

宿便は、その奥の大腸にたまっていますので、出口付近の便だけを出しても、宿便の出し方としては不十分です。

 

また、浣腸を繰り返していると、その刺激に体が慣れてしまい、自力で便意が感じにくくなるのも問題です。

 

あまりにも便秘の期間が長くなって、肛門の出口に固い便がつまって困っているときの緊急手段としては浣腸は有効ですが、常用はおすすめできない方法です。

 

(6)座薬

浣腸と同様に、肛門から直接注入するタイプの便秘薬に、座薬があります。

 

座薬も、直接肛門や直腸の粘膜に刺激を与えて便意を起こさせるという点で、浣腸と同じメカニズムの便秘薬です。

 

ただし、浣腸と違って、ビサコジルなどの下剤成分が含まれていますので、体への負担はより大きくなります。

 

浣腸と同様に、出口付近で便がつまってどうしようもないときに使うのは有効ですが、それ以外のシーンではできるだけ頼らないようにしましょう。

 

整腸剤の成分

一方、下剤のように体に負担をかけず、腸を整える「整腸剤」にも、いろいろな種類が在ります。

 

(1)乳酸菌

整腸剤で最もメジャーなのは「乳酸菌」の薬です。

 

宿便の出し方に取り組んでいる人の中には、乳酸菌を補給するために、毎日ヨーグルトを食べている人もいるでしょう。

 

ヨーグルトの味が苦手だったり、毎日ヨーグルトを食べる時間がなかったりする場合には、乳酸菌の整腸剤をうまく取り入れると、効率的に善玉菌を増やすことができます。

 

(2)ビフィズス菌

ビフィズス菌は、腸内に生息している善玉菌の一種で、殺菌作用のある酢酸を作り出して悪玉菌を制御したり、ビタミンBや葉酸などの栄養素を作り出したりする働きがあります。

 

多くの整腸剤には、ビフィズス菌が配合されています。

 

例えば、有名な「ビオフェルミン」も、ビフィズス菌が配合された整腸剤です。

 

薬のパッケージに書かれた表記を見ながら選んでみましょう。

 

(3)酪酸菌

酪酸菌(らくさんきん)は、腸内に常住する善玉菌の一種です。

 

腸内環境を整える作用がある上、ビフィズス菌や乳酸菌を増やす働きがあり、乳酸菌やビフィズス菌と一緒に取ると、高い効果を発揮します。

 

酪酸菌が配合されている整腸剤で有名なものには「ミヤリサン」があります。

 

(4)ビール酵母

酵母には、乳酸菌などの善玉菌を増やす働きがあります。

 

その上、滋養強壮にも効果がありますので、腸の調子が悪くて疲れがたまっているときには、おすすめです。

 

ビール酵母が配合されている整腸剤には「エビオス錠」がありますが、宿便解消目的で飲み始めたものの、体が元気に回復したというケースもあります。

 

宿便の出し方は下剤に頼らないのが理想的

宿便がなかなか出せずに苦しい思いをしているとき、つい薬に頼ったら、すぐに楽になれそうな気がしてしまいます。

 

腸を整える「整腸剤」なら、腸内環境を整えて根本的な解決が可能ですが、センナや大黄、ビサコジルなどの大腸刺激性下剤は、腸内環境を悪化させてしまいます。

 

実際に、そういった下剤を使って宿便の出し方にチャレンジした、N子さんの体験談をご紹介しましょう。

 

N子さん(37歳・主婦)の下剤失敗談

早く宿便を出さなきゃと焦って……

「宿便がたまっているな、と気付いたときに、私はとても焦っていました。

 

なんだか体重が増えてきた気がしていたし、顔や体が老けてきたのも、全部、宿便がたまっていたせいなんじゃないかって。

 

それで、慌てて、今すぐに宿便を出したいと思ったんです」

 

近所のドラッグストアでピンクの下剤を購入しました

「今なら、そんなの良くないって分かるんですが、その頃はなんの知識もなかったので、『宿便を出す→下剤を飲めばいいや』って感じで、近所のドラッグストアで下剤を買いました。

 

それで、帰宅後すぐに、2粒飲んでみたんです。」

 

すぐにお腹が痛くなってドッサリ出た

「飲んで4時間後くらいにお腹がキリキリ痛くなってきて、慌ててトイレに駆け込みました。

 

すると、ドッサリと便が出ました。そのときは、これが宿便だ!なんだ、宿便の出し方って簡単じゃん、と思いました。

 

ピンクの下剤は、まだまだ残りがあるし、宿便がたまったら、その度に下剤で出せばいいや、くらいに思っていました。」

 

ところが、徐々に効かなくなって……

「そんなこんなで、3カ月くらい、宿便がたまっては、下剤を飲んで出す、というのを繰り返していたんです。

 

すると、徐々に効き目がなくなってきました。

 

最初は2錠で十分に効いていたのに、徐々に飲む量が増えて、4錠、6錠、最後には10錠以上飲むようになってしまいました。」

 

飲むのをやめるとまったく出ない

「その頃、ネットの情報で『下剤依存症』という人がいるのを知りました。

 

ダイエット目的などで安易に下剤を飲み出して、徐々に体が慣れてしまい、大量に毎日下剤を飲まないと生活できないという人たちです。

 

これはヤバい、と思って、慌てて飲むのをストップしたのですが、今度はまったく便が出なくなってしまいました。」

 

仕方なく、下剤を飲み続ける……

「これが、下剤依存症か……、とすっかり怖くなりましたが、飲まないと出ないので仕方ありません。

 

下剤を大量の飲む日が続きました。

 

でも、あるとき、一生これは続けられないな、と思い立ち、本気で宿便の出し方に取り組んだんです。」

 

今では健康的な宿便の出し方をマスターして下剤は卒業

「今では、健康的に宿便の出し方をマスターして、下剤は卒業することができました。

 

安易に下剤に手を出したことを、本当に後悔しています……。

 

でも幸いにも、他の良い宿便の出し方に出会うことができたので、下剤を卒業することができました。

 

今では、宿便がたまらない生活をキープできているので、本当に良かったです。」

 

以上が、N子さんの体験談です。

 

宿便の出し方としては、下剤は根本的な解決には至らないことが、よく分かる体験談でした。

 

ちなみに、N子さんは、下剤に頼らない宿便の出し方として、次のようなものを試したそうです。

 

・黒酢

・サプリメント

・酵素ドリンク

 

これらの努力が実を結び、下剤を卒業できたのは、不幸中の幸いといえますね。

 

まとめ

体に負担をかける下剤系の薬を使った宿便の出し方は、いわば最終手段となります。

 

「何週間も便が出ない……」というような、緊急事態のときに使うのは仕方がありませんが、普段から薬を使う習慣ができてしまうと、逆に宿便を悪化させることにつながります。

 

まずは、体に負担がかからない宿便の出し方を、一つずつ試していきましょう。

 

このサイトでは、薬以外にもたくさんの宿便の出し方をご紹介していますので、ぜひ、自分に合った方法を見つけてくださいね。

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